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  1. 今日から私も妊婦さん 【からだ編】
 

今日から私も妊婦さん 【からだ編】

2015/04/11

赤ちゃんの成長によっておなかが大きくなることは想像しやすいと思いますが、妊娠を維持するためにホルモンの状態も妊娠前とは大きく変わります。そういったことが体への負担となって現れる症状がマタニティトラブルです。

 

すこし話題がそれますが、「妊娠中のマイナートラブルっていうけど、じゃあ、メジャートラブルってなんなの?」とよく聞かれます。

私が調べた限り、ちゃんとした言葉の定義は見つからなかったのですが、おそらく、



医療のケアが必要で、それによって治癒・軽快するもの=メジャートラブル

医療のケアが必ずしも必要でないもの=マイナートラブル

なのかなぁ?と思いました。

 

まあ、ここで一つ一つのメジャーおよびマイナートラブルの対処について事細かく書きません。

だって。

そういう親切な本やサイトは既に山ほどありますでしょ?

それに。

一見マイナートラブルに見えて、実はメジャートラブルの前兆でした・・・。なんてことだって実際にはあるので、【この症状はマイナートラブル=医師に相談するまでもないもの】という先入観に基づいた行動は、ものすごく危険だと個人的には思うから。



マタニティトラブルと言っても… 

すぐに思いつくものだけでも、つわり・不眠・便秘・疲労感や倦怠感・手がしびれる・頻尿・腰痛・おなかの張り・皮膚のかゆみや湿疹・痔 ・むくみ・冷え・妊娠線・動悸や息切れ・毛深くなる・血管が浮いて見える等、

身体的苦痛を伴うものから美容の範囲の話まで、多種多彩です。

 

これらのことが妊婦さん全員に起こるわけではありませんし、病気ではないもの・一過性のものがほとんどですが、中には命や妊娠継続に影響する疾患の前兆もあるので、症状が急激に進行、あるいは日常生活に支障が出るようになった、などという場合「次の妊婦健診いつだっけ」などと言わずにすぐ医師の診察を受けましょう。

 

その場合、症状が出た時にすぐ産院に連絡をして下さいね。

多くの人がしがちなことですが、日中にすでに症状が出ていたのに「大したことはないだろう」と他の用事を優先し、夜中になって症状が強くなったor不安になってきたから受診・・・なんてことは正直お勧めできません。

なぜなら。

夜間は日中に比べて少ない人数で対応していますし、規模の小さい施設ほど、何をするにしても診療時間内に比べて対応に時間がかかりがちになるからです。

 

症状が出たのが診療時間外だった場合は、産院に連絡して “すぐに来て下さい” なのか “朝の外来にお越し下さい” なのか指示を聞いて行動して下さい。

 



妊娠前から何に気を付けるべきか

妊娠中は、一つの体で2人分の生命維持活動をしています。

身体のいろんな臓器や組織に2人分の負荷がかかっているので、普段なら表に出ずに済んでいた体質的弱点が、無理が利かなくなるために症状として出てきます。

 

妊娠前から自分の体の弱いところを知っておけば、気を付けてケアをすることもできますし、逆に言えば妊娠中に出てきた症状は、例えお産の後に消えたとしても、今後健康レベルが下がったり加齢したりしたときに再発する可能性があります。

 

色んな形で発せられる体のサインがマタニティトラブルでもあるので、すでに妊娠中の方は普段以上に体としっかりコンタクトを取って、赤ちゃんと一緒に自分の体もいたわってあげて。

妊娠前の方は弱点の軽減や克服が、将来妊娠した時、自分と赤ちゃんの安全性や快適さを担保します。